注:この文章には「天気の子」のネタバレは一切含まれていないかも知れません。
ウチのマンションで不思議な現象が起きていました。
7月くらいから急に、マンションの2階の廊下にダンゴムシとワラジムシが大量に出現するようになりました。
と、ここで一旦話が逸れるのですが、
ウチのマンションは入り口が2階にあります。
傾斜のある土地に建っているからでしょうか。
良くわかりませんが、とにかく2階が入り口になっているので、
2階が実質の1階で、1階は実質地下1階に位置しています。
私は3階の部屋に住んでいるので、住所だと30X室と書くのですが、
先述の通り、3階は実質の2階に位置しています。
そんなマンションなので、私の部屋に荷物を届けてくれる宅配便の方は、
マンションの4階まで一度上がってしまいがちです。
(ウチのマンションにはエレベーターがありません。)
で、4階で部屋番号を確認して、「40X」という表記を見て「あれ?」と思いながら、
1階分降りてやっと私の部屋にたどり着きます。
宅急便の方は余計に階を登らせてしまっているし、
私は私で、直前に無駄に1階分位置エネルギーが増減した荷物を受け取ることになります。
話を戻します。一度おさらいします。
7月くらいから急に、ウチのマンションの2階の廊下にダンゴムシとワラジムシが大量に出現するようになりました。
ウチのマンションの2階とは実質1階なので、2階は2階でもダンゴムシやワラジムシが外から比較的入りやすい2階ではあります。
まあ、2階とか実質1階とはそういうのはどうでもいいのです。
ダンゴムシやワラジムシが、なぜこの場所に大量に集まってきているのかが分からないのです。
ウチのマンションの廊下は完全屋内です。
日当たりを避けられるというのは、ダンゴムシやワラジムシにとって好ましい条件ではあるかと思うのですが、
湿気のある環境というわけでもないですし、美味しい食べ物があるわけでもなく、
ダンゴムシやワラジムシが生活するのに適しているとは思えないのです。
一旦話をストップします。
「ダンゴムシやワラジムシ」っていちいち表記するのが面倒になってきたので、今後は「ダワ」と呼びます。
それでは本編に戻ります。
そんな環境に突如として現れたダワたち。
私はダワの存在そのものに気持ち悪さはそこまで抱かないのですが、
「なぜここに集まるのだろう?」という理解できないダワの行動に不気味さを感じていました。
でもまあ、理由があろうが無かろうが、「集まってしまうことはなくもないのだろう」ということにします。
いや、「集まってしまうことはなくもなくもなくもなくもなくもないのだろう」ということにします。
「え、ということは?」と思った方、真面目ですね。
しかし、ダワはそれだけでは無かったのです、さらに不可解なことをします。
ダワは1週間に一度、綺麗に廊下から姿を消すのです。
そして次の日、また大量に現れるのです。
なぜダワたちは消えていくのか?
その謎は晴れぬまま、梅雨が明けました。
それにしても、2019年の梅雨明けは2018年より1ヶ月ほど遅かったようですね。
2018年が極端に早かったというのもありますが、
「いつになったら梅雨が明けるのだろう?もしかしたらこのまま止まないんじゃないか?」と、私は少し不安に思っていました。
これは、憶測でしかないのですが、もしこのまま雨が降り続けて3年も経ってしまったら、日本の地形が大きく変わってしまっていたと思うのです。
もしかしたら、ダワはいち早くそれに気づいていたのではないのでしょうか?
そして、雨を止めるにはダワがダワ柱になって空を鎮めるしか無かったということも知っていたのではないでしょうか?
そんなことを考えていたら、どこからともなくダワダワした声が聞こえてきた気がしました。
「今から、晴れるよ」
今年も無事、日本は梅雨が明けました。
幸い、今日も陽の光を浴びることができている私は、
自分に何ができるのか?愛に何ができるのか?
問い続けて生きていきたいと思います。
これは僕とダワだけが知っている、世界の秘密についての物語。
さて、明日は木曜日なので、業者さんがマンションの廊下の掃除をしに来てくれます。
掃除の間ちょっと騒がしくなるのですが、それが終わるとピカピカになっているので、
いつも清々しい気持ちになります。
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